[00:00.00] |
言葉をあなたに捧(ささ)ごう |
[00:03.96] |
この僕(ぼく)の心と同(おな)じ憂(うれ)いを文字(もじ)に籠(こ)めて |
[00:09.64] |
どれだけ綺麗(きれい)に描(えが)けたならあなたに届(とど)くのか |
[00:21.69] |
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[00:33.44] |
涙(なみだ)零(こぼ)した二つの少し離れた雨傘(あまがさ |
[00:41.12] |
あなたの声が聞こえない |
[00:44.52] |
雨音(あまおと)が邪魔をした |
[00:48.54] |
初めて誰かに恋(こい)をしてた |
[00:52.57] |
きっとあなたも気(き)づいていたね |
[00:57.37] |
胸を裂(さ)く切(せつ)なさを手紙(てがみ)に綴(つづ)ろう |
[01:05.81] |
言葉をあなたに捧(ささ)ごう |
[01:08.39] |
この僕の心と同じ憂(うれ)いを文字に籠(こ)めて |
[01:14.46] |
どれだけ綺麗(きれい)に描(えが)けたなら伝わるだろうか |
[01:22.32] |
言葉にできないなんて逃げ出せない |
[01:26.25] |
まるで一人孤独な文学者(ぶんがくしゃ |
[01:30.15] |
僕が織(お)り上(あ)げた言葉でこそ |
[01:34.10] |
届けてみせたい |
[01:40.87] |
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[01:53.90] |
変(か)わらず空は晴(は)れない |
[01:57.77] |
二つ並(なら)んだ雨傘(あまがさ |
[02:01.85] |
あなたの指に触(ふ)れた |
[02:05.16] |
雨音(あまおと)が遠くなる |
[02:09.16] |
拙(つたな)い手紙を渡(わた)したけど |
[02:13.30] |
雨に滲(にじ)んだ文字(もじ)が読(よ)めない |
[02:18.34] |
それでも「ありがとう」とあなたは笑(わら)った |
[02:26.72] |
言葉をあなたに贈(おく)ろう |
[02:29.31] |
もう一度いつか必(かなら)ず渡(わた)すと約束(やくそく)した |
[02:35.24] |
そうする自分(じぶん)が悔(くや)しかった |
[02:39.25] |
あなたの優(やさ)しさも |
[02:42.93] |
飾(かざ)らぬ心を書(か)けば幼(おさな)すぎて |
[02:46.91] |
姿(すがた)もない「誰か」に笑(わら)われた |
[02:50.92] |
その時(とき)忘れてしまったもの |
[02:54.82] |
幸せの中(なか)に |
[03:00.15] |
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[03:14.64] |
寄(よ)り添(そ)う月日(つきひ)は黄昏(たそがれ)ゆく |
[03:18.33] |
僕らに残された時間は |
[03:22.35] |
あと僅(わず)かだと知(し)っているのか |
[03:26.35] |
目(め)を閉(と)じあなたは呟(つぶや)く |
[03:30.22] |
「最後に願(ねが)いが叶(かな)うのならあの日の手紙を下(くだ)さい」と |
[03:41.72] |
ただ言(い)い残(のこ)して眠(ねむ)りにつく |
[03:49.12] |
例えば「好き」と一言(ひとこと)の手紙(てがみ)でも |
[03:53.88] |
あの人は大切(たいせつ)にしてくれたのだろう |
[03:57.78] |
本当は自分(じぶん)も分(わ)かっていた |
[04:01.74] |
けどできなかった |
[04:05.67] |
心を綴(つづ)ることから逃げ出した |
[04:09.55] |
僕は一人 無力(むりょく)な文学者(ぶんがくしゃ |
[04:13.49] |
語(かた)ろうとしてた「誰」のために |
[04:17.57] |
誰のために |
[04:21.43] |
だからせめてまたあなたに会(あ)うときは |
[04:25.29] |
あの日の僕が続(つづ)きを渡(わた)すから |
[04:29.24] |
ペンを走(はし)らせる窓の外に |
[04:33.32] |
雨音(あまおと)が響く |
[04:40.78] |
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