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然(そ)う 望(のぞ)みは 共(とも)に |
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泰平(たいへい)の 成就(じょうじゅ)と 覚(おぼ)ゆ |
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もう 草臥(くたび)る 腕(うで)に |
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槍下(やりした)を 求(もと)めぬ 平時(へいじ)の 為(ため)に |
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争(あらそ)いの 幕(まく)に 仰(あお)ぐ 空(そら)の色(いろ) |
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嗚呼(ああ) 蒼(あお)よりも 青(あお)い |
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信(しん)じることよりも 只(ただ) 成(な)した 丈(だけ) |
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嗚呼(ああ) 空(そら)よりも 青(あお)い |
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此(こ)の今(いま)は 悠(とお)く |
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棚引(たなび)いて 相継(あいつ)がれゆく |
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然(そ)う 了(しま)うは つとに |
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儕(ともがら)の 勲(いさお)と 謝(しゃ)する |
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念(も)う 照(て)らしても 未(ま)だ |
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計(はか)り得(え)ぬ 大器(たいき)に 時世(ときよ)を 預(あず)く |
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抗(あらが)いの 果(は)てに 移(うつ)る 色(いろ)は今(いま) |
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嗚呼(ああ) 蒼(あお)よりも 青(あお)い |
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夢見(ゆめみ)てなどいない 只(ただ) 成(な)した 丈(だけ) |
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嗚呼(ああ) 空(そら)よりも 青(あお)い |
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此(こ)の今(いま)は 悠(とお)く |
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棚引(たなび)いて 相継(あいつ)がれゆく |
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聢(しか)と見(み)ゆ 蒼(あお)よりも 青(あお)い |
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未来(みらい)は其処(そこ)にない 只(ただ) 明日(あした) 丈(だけ) |
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馳(は)せるも 行(ゆ)き行(ゆ)きて 遠(とお)い |
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彼(あ)の空(そら)は 青(あお)く |
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冴(さ)え渡(わた)り 時代(とき)を告(つ)げる |