[00:17.54]有象無象にたなびいた [00:21.61]佰、阡、の妖禍子(あやかし)は [00:25.78]繋いだ手 離れるように [00:29.66]刻の静寂(しじま)に消えていた [00:34.00] [00:34.30]嘘だと云うのも善い [00:38.27]厭だと叫ぶが善い [00:42.43]訪れる日々を纏い [00:46.43]ページの隙間を埋めてゆく [00:50.72] [00:51.15]噫、擬態する猫の“悪戯”も [00:57.19]ユメ喰う獏の“映し世”も [01:01.27]きっと世界の摩訶不謌思戯 [01:03.80]憂いた瞳(め)で魅据えている [01:07.34] [01:07.64]君の聲が 聴こえたならば [01:11.74]君の聲が 聴こえたならば [01:15.69]僕を穿つ心傷風景も [01:20.06]少しは優しくなるのかな [01:24.48] [01:41.00]有耶無耶に為りそうな [01:45.06]小さな思い出さえ [01:49.32]還らない笑顔にのせて [01:53.20]ページの隙間を埋めてゆく [01:57.45] [01:57.92]噫、魅えていない事にするもの [02:03.95]異論を強く唱えるもの [02:08.06]本当の妖禍子(あやかし)は僕ら [02:10.67]心の中に在るのです [02:14.16] [02:14.42]僕の声が 届くのならば [02:18.51]僕の声が 届くのならば [02:22.63]アイだとか いとしい唄だとか [02:26.86]泣きながら謳うのでしょうか [02:31.26] [02:47.84]また会う日までの約束 [02:52.05]僕は強くなれたのかな [02:56.21]気付けばあの長い石段を [03:00.20]駆け上がっていた [03:04.25] [03:04.45]僕の事が 見えるのならば [03:08.78]僕の事が 見えるのならば [03:12.45]どうか少しだけ勇気を下さい [03:17.29]“―大丈夫、約束でしょう?” [03:21.01] [03:21.18]君の声が 聴こえた朝に [03:25.30]君の声が 聴こえた朝に [03:29.12]噫、こぼれた後悔よりも早く [03:33.66]僕は右手を差し伸べた [03:37.67]「トモダチになってくれませんか。」