[00:00.00]物謂わぬ口唇に [00:03.85]生気を吹き込んで [00:07.53]今宵 あなたは甦る  [00:11.42]あの頃の姿で [00:16.30] [00:17.95]作词:奏音69 [00:27.26]作曲:奏音69 [00:31.10] [00:40.46]白肌の娘が咳をした [00:42.39]「この身体貴方に捧げるわ」 [00:44.76]白服の医者が囁いた [00:46.61]「迎えに行くよ」 [00:48.40]白肌の娘は朽ち果てた  [00:50.60]世界の誰にも見棄てられ [00:52.76]白服の医者は憐れんで  [00:54.76]誰も知らない居場所で眠らせた [00:57.19]朽ちてもまだ [01:00.41]美しい顔で [01:02.65]ふたりしかいない [01:04.83]霊廟で医者は恋をした [01:08.73]それは永遠の恋か  [01:11.83]禁断の行為か [01:14.59]また逢いたいと願うだけ  [01:18.03]それが罪なのでしょうか [01:20.83]物謂わぬ口唇に [01:23.61]生気を吹き込んで [01:26.21]今宵ふたりは結ばれる  [01:29.76]祝福もされずに [01:32.61] [01:44.90]「腐り墜ちた眼孔に青い硝子を」 [01:47.50]「破れかけの腕に絹の肌を」 [01:50.13]「侵された内臓に綿のガーゼを」 [01:53.18]「宝石で飾った純白いドレスを」 [01:55.74]朽ちゆくたび取り繕って [02:01.12]恋を謳ってまた医者は [02:04.63]手を染め続けた [02:07.64] [02:31.15]やがて暴かれたのは  [02:33.71]醜悪い怪物で [02:36.77]それを造り上げた医者は [02:39.82]辨駁を叫んだ [02:42.88] [02:44.13]「これは永遠の恋だ  [02:47.17]彼女の願望だ [02:50.06]死にゆくと決めたお前らが [02:53.36]見棄てた女じゃアないか」 [02:56.11]嗚呼 哀しき花嫁  [02:59.14]物謂えぬままで [03:01.78]今宵ふたりは裁かれる [03:05.13]彼女を見棄てた [03:08.16]人達の正義で [03:11.05]正しいのはだあれ?