寒さが残る風に揺れている 小道に咲いてた青色の 花の名前を教えてくれた日は 二人並んだ遠い記憶 お互いの視線が合って 顔を赤くした 抱えてた水差し受け取って ごめんねの代わりに交わすありがとう 小さく咲き誇る忘レナ草 見つめて微笑んでいた横顔は いつも太陽みたいに眩しくて その優しい笑顔忘れないから 突然姿を消した晴れの日 渡された小さな花束 か弱い花弁にまつわる話は 今もここで繰り返してる 「いつまでも忘れないで」と 願い込められて 渡されたと今更気づいた これが僕にとっての初恋だった 小(ちい)さく咲き誇る忘レナ草 見つめて微笑んでいた横顔は いつも太陽みたいに眩しくて その優しい笑顔忘れないから 小さく咲き誇る忘レナ草 いつも隣で見ていた横顔を 思い出すと胸が苦しいけれど その笑顔忘れたことなかったよ 季節は巡り春風の舞う日 甘い香りそよぐその店先で たくさんの花に囲まれて笑う 昔と変わらない君を見つけた