いつの間にか決まってた 並んでいる空席に 一つ本を積み上げて 苦味少し啜って 水面に映す影 一番星祈り 届く様に ねぇ 優しく響く君の調べも 艷やかなその声も 常しえに続いてく事 祈ってるよ 何時が分かるとしても 確かな物は君と 見つけ出した欠片を 繫ぎ結ぶ 落ちる影に目を切って 並んでいる空席は 崩れた本に埋もれ 苦味底を突いてた 皆もう移りゆく 一番欲しいのに 届かない ねぇ 「焼き付けた奇跡の色」さえも 在りし「夢の続き」も 何処かへ終っていく事 知っているよ いつか別れが来ても 確かに此処で君と 見つけ出した欠片は灯り映る 少しだけ古い歌をぽつり 思い出して呟く 一緒だった奏でを ねぇ 覚えてるよ 初めても大好きも この歌に混ぜ込んで いつか来るその日まで ほら 届けるから 隣り合わせの席に いつも見慣れた笑顔を 確かなものはきっと 君と共に