夜に向かって雪が降り積もると 悲しみがそっと胸にこみあげる 涙で心の灯を消して 通り過ぎてゆく季節を見ていた 外はため息さえ凍りついて 冬枯れの街路樹に風が泣く あの赤レンガの停車場で 二度と帰らない誰かを待ってる 今宵 涙こらえて奏でる愛の 今も忘れない恋の 雪よもう一度だけこのときめきを ひとり泣き濡れた夜に 聖なる鐘の音が響く頃に 最果ての街並みを夢に見る 天使が空から降りて来て 春が来る前に微笑みをくれた 心折れないように負けないように 白い恋人が待っている だから夢と希望を胸に抱いて 辛い毎日がやがて 今宵 涙こらえて奏でる愛の 今も忘れない恋の せめてもう この出発を ひとり泣き濡れた冬に 永遠の ただ逢いたくて もうせつなくて 恋しくて