無垢な願いの 噛み合わぬ歯車 望むほどに 壊れはじめる 理不尽な夢 偽りの王座で 瞼を伏せて 静かに笑う 切なく歪(ゆが)んだ モノクローム 夕焼けの空 靴音が遠く響いてる 君の笑う声が きらり、眩しい 「さよなら、また明日」 ずっと こんな日が 続いていくものだと思ってた 色づいてゆく空が ああ 悲痛に飲み込まれ… 覆われる白と黒の景色 笑って欲しい ただそれだけでいい 祈るような 小さな願い 声を上げても 何処にも届かない 瞼を伏せて 静かに笑う 切なく歪(ゆが)んだ モノクローム 君に揺れる花 奪うような世界なんて 何もかも いらない―― 軋み始めた時間(とき)が ああ ひときわ残酷に… 訪れる現実(いま)と夢の狭間 無垢な願いの 噛み合わぬ歯車 望むほどに 壊れはじめる 僕の世界が終わりを告げるとも 愛しい花を必ず守るよ 笑って欲しい ただそれだけでいい 他に何も望みはしない 理不尽な夢 偽りの王座で 望んだ未来 優しい時間 最後の、最後の 一秒――