踊れ 踊り明かそう この恋が冷めるまで 今宵 淫靡極まる 接吻と秘め事して 踊れ 踊り明かせば 浮世の夢忘れけり 今宵 烈火の如く 邪淫な外道となりて 空蝉の虚しき恋 朝ぼらけ 然もありなん 無垢なれ 無垢なれ 無垢なれ 世は諸行無常 無下なり 無下なり 無下なり 何故? 踊れ 踊り明かそう この恋が冷めるまで 今宵 淫靡極まる 接吻と秘め事して 踊れ 踊り明かせば 浮世の夢忘れけり 今宵 烈火の如く 邪淫な外道に…哀傷 うら若き君 姫君のよう 先世…心中した男女が 生まれ変わった君と僕だと 思っていたのにね 無慙 淫らなりけり君の本性 邂逅に恋焦がれ うゐのおくやまけふこえて 嗟呼悲しき浮世離れ 無垢なれ 無垢なれ 無垢なれ 世は諸行無常 無下なり 無下なり 無下なり 何故? 踊れ 踊り明かそう この恋が冷めるまで 今宵 悪鬼となりて 羅利忽敗に乱れ 踊れ 踊り明かせば 浮世の夢忘れけり 今宵 淫靡極めし 接吻と秘め事…したい? 然れど 踊り明かそう 止ん事無き恋心 今宵 したためるは 君への辞世の歌 踊れ 踊り明かせば 現世に未練もなく 今宵 脱兎の如く 姦濫あさましや…殺鬼 片腹痛し 刹那の仕草 先世…相対死した男女が 生まれ変わった君と僕だと 左右無く信じまじ 無前 総べてが露と消え 無念 もののあわれ いとをかし