[00:12.55]雲間から射しこむ火を [00:15.19]黒く光る石に映し [00:18.20]背負った罪の深さを噛みしめて [00:23.80]白き地に浮かべたのは幾千の武士(もののふ)の影 [00:29.46]我が筆に込めた憂いが色を持ち胎動を打つ [00:35.02]くちをしと嘆きむせ [00:37.87]己の未熟さを怨み [00:40.70]紡がれたコトノハに [00:43.42]いかなる罪があろうとも [00:46.37]けしきは恋模様 [00:48.72]いたづらに距離を近づけては [00:54.44]涙を流す [00:57.72]割いて裂いて今華となれはかなき想いならば [01:03.31]諸行無常この世の理に遊ばれ [01:08.95]鳴いて啼いて今華となれ報われぬ夢ならば [01:14.55]紡ぐ糸に託せし恋は [01:17.39]今大輪を纏い舞い上がった [01:20.70]天翔せしむ龍がごとく [01:23.40]七色に光り咲き誇れ [01:38.63]繰り返すまばゆき夜明け [01:41.38]巡る光は矢のごとく [01:44.36]無為に過ごした刻の重さに気付く [01:50.01]灼ける喉動かぬ筆むすびあげた永久の雫 [01:55.60]ありふれたそらごとだと我が手から落ちる陽炎 [02:01.27]溜め息の雨に濡れ [02:04.02]雅の意味を尋ねよう [02:06.82]いにしえのコトノハに [02:09.66]いかなる罪をきせようと [02:12.47]うつすは恋模様 [02:14.93]かなしき運命(さだめ)をつきつけては [02:20.58]涙を流す [02:25.19]割いて裂いて今華となれはかなき想いならば [02:30.78]見果てぬ夢楼閣に浮かべた黄昏 [02:36.33]鳴いて啼いて今華となれ報われぬ夢ならば [02:42.02]紡ぐ琵琶に託せし恋は [02:44.82]今馬蹄の音とともに奏であう [02:47.96]たけき灼熱の地を裂いて [02:50.77]輝きの契交わすまで [03:15.42]割いて裂いて今華となれはかなき想いならば [03:21.01]諸行無常この世の理に遊ばれ [03:26.62]鳴いて啼いて今華となれ報われぬ夢ならば [03:32.18]紡ぐ糸に託せし恋は [03:34.94]今大輪を纏い舞い上がった [03:38.18]天翔せしむ龍がごとく [03:41.04]七色に光り咲き誇れ