九月終わりの肌寒い風が 記憶を一つ一つ思い出させる 写真に残した落書きは 色を変えず思い出残す 二人を繋げた言葉は今じゃ 何の意味も無く褪せていくばかり いつも二人で待ち合わせた場所は 色を変えても思い出に変わる 「最後…」と指切りを交わした別れ際 もうすぐ二度と逢えなくなるのに 「またね…」と強がって涙をこらえた あの日に戻る事ができたら... 九月終わりの肌寒い風が 二人出逢った頃思い出させる 写真に記した記念日と名前 色を変えず思い出残す 一人きりの夜に不安が募る 慣れすぎてしまっていた日常 失い気付く温度が痛い 僕の涙はあなたを遠ざけた 「逢いたい…」「好き…」なんて楽に言えなくて 離れていた気持ち知りながら 顔色伺い愛を確かめた 下手な嘘に傷つきながらも愛し続けた 忘れたフリをしても 思い出に手を伸ばしたら 振り返る事しかできなくて 零れ落ちる涙 夢見た未来は他の誰かと叶えたんだね 新たな幸せを歩んでも 僅かな二人の淡い思い出だけは 忘れないでいて 何度も離れては許し合う愛に サヨナラなんてないとおもってた あんなに愛したのはあなただけでした 伝える事はもうできないけど 出逢えて良かった