錆びた鋼 軋む螺旋 砂漠に咲く城 機械仕掛けのオアシス 其処に生は無く 螺旋階段の先にクリスタルの棺 淡い光放つ少女が横たわる 何故に僕等は今 カラクリを廻らせて 走る回路 意味も判らずに彷徨っているの オシエテ 灰の舞う空の下 追いかける歴史など無く たったひとつの希望 貴女こそ電子のEVE その瞳が開けば コバルトに溶けた闇色 予測することしか僕等には許されない 今日も明日を信じて 破壊された維持装置 少女を蝕む 足りないのは魂か ムショウのアイか キミは何故生まれて 誰を見て何に笑む 人は欲を尽くし 破壊と絶望を悔い泣く イキモノ 巡る血と遺伝子は僕等には何も与えず 「孤独」を教えるの 喜びは憎しみの中 その唇が放つ 命令でクグツを統べて 空虚な願いだと本当はわかっている 眠りから目覚める朝は 優しく奏でよう 命の賛美歌を 嗚呼 遥か昔のフェアリーテール 呪いを解く王子には僕はなれない 炎舞うの空の下 追いかける歴史など無く たったひとつの希望 貴女こそ最後のEVE その瞳が開けば コバルトに溶けた闇色 流れる金の髪 白い肌 石榴の唇で終焉を