もう何も聞こえなくなってしまえば良い もう誰も信じやしない そう言って消えてゆく 骸は丸呑みに 涙は流れずに 恐怖は置き去りに ただ息をするだけ 冬はとうに訪れていた 懐の蛇は未だ眠らず もう何も見えなくなってしまえば良い いつか君も信じはしない そう言って溶けてゆく 風も雨も止んだ 秘密は暴かれた 事実は隠された 咥えた尾を放す 秋はとうに終わりを告げていた 懐の蛇は未だ眠らず もう何も感じなくなってしまえば良い もう皆の事も忘れ 生きたまま死んでいた もう眠る その時だろうと知っている ねえ どうかその剣を 錆びる前に突き立てて