[00:00.74]花弁の舞い落ちるまにまに [00:05.85]二人の恋、花吹雪 アッチコッチさまよって [00:11.28]貴方、そんな顔はやめて [00:15.95]私何処でもついてくわ [00:21.21] [00:31.87]何故にその横顔 霧の如くけぶらすの [00:36.57]そりゃあ私だったさ、濡らす袖足りない [00:42.08]ひとよ、あのひとよに胸を這った指先が [00:47.04]誰より良かったの [00:49.25]他のどんな"人"よりも [00:54.62]「ねえ、貴方の真が何だって構わないさ [00:57.19]一緒になれないと知って尚惚れたなんて [01:00.11]私が、阿呆者」 [01:02.37]惚れた腫れたは浮世の常でも此(こ)んな [01:07.74]奇っ怪けっ体な哀しき御縁が在りましょうか [01:14.99]花弁が乱れ咲く合間に [01:19.70]秘密の恋、影日向 そっとそっと紛れて [01:25.21]貴方、このまま逃げようよ [01:29.78]二人の愛も咲かそうよ [01:34.58] [01:43.06]春の、夜の、夢の浮橋とだえた、証だ [01:47.98]でも目覚めてみれば、貴方はそばにいる [01:52.96]深く、もっと深く、熔けるほどにからみあい [01:57.98]もうほどけやしない、 [02:00.28]この身こそが赤い糸 [02:06.00]「ねぇ、それが仮初めの愛でも構わないさ、 [02:09.03]惚れた弱味に浸されて、 [02:10.94]それでもう幸せだから」 [02:14.30]夢芝居なら、心はずの喝采の [02:19.22]一切合切がなくても貴方が居ればいい [02:26.35]あの空が陰り行く片時、冷たい雨春時雨 [02:34.30]じっと、じっと濡れたって [02:36.53]それじゃ、この火は消えないよ [02:41.56]二人の愛は燃えている [02:46.53] [03:06.96]ないて、ないて、なかされあやかし恋慕 [03:11.79]でも、ずっとそばに居たいよ [03:16.27]そう言うとあなたは、口を塞ぐので [03:21.37]その冷たく、優しい、口づけで [03:29.91]花弁の、舞い落ちるまにまに [03:34.81]二人の恋、花吹雪、あっちこっちさまよって [03:40.12]貴方、どうかはなさないで、 [03:45.54]この世のはてでもついていくわ [03:49.22]とこしえの、桜などなくても [03:53.95]二人の恋、満開に [03:56.93]どうか、どうか、叶えて [03:59.36]貴方、手をとってちょうだいな [04:03.93]花道を、さぁ、行きましょう [04:09.05]花弁がまた舞い落ちる [04:14.47]