ひとつ 胸の中に燈が灯る様な 暖かな出来事 ふたつ 掌に伝わる胎動で感じる みっつ 数えながら何だか 順番を付けるのも滑稽に思えて 今は目の前の幸せを優しく 抱き締めろうと思った 亡くした者が土に還り 新たな命がここに宿って 死者と赤子はすれ違い この世界に産声を上げた ようこそ、はじめまして 君かいつか立ち上がった時 僕は声を上げ喜ぶだろう 君がいつか歩き出した時 僕はその手を取って歩くだろう 君がいつか言葉を話した時 僕はそれを肯定するのだろう 君がいつか寝言を喋った時 僕は優しく微笑むのだろう 君にいつか友達が出来て 時に落ち込んだりもしながら 時に何かに夢中になって 大きな声で笑う日もあるだろう 君はいつか大人になって 沢山の世界を見るのだろう 君はいつか人を好きになって 色んな気持ちを覚えるのだろう 君に降り注ぐ光が 暖かな希望でありますように 君に降り注ぐ光が 暖かな希望であるように ようこそ、はじめまして