吸血鬼達(きゅうけつきだち)が住(す)まう館(やかた)には 色(いろ)とりどりの手入(てい)れされた庭(にわ) 見渡(みわた)した景色(けしき) 繋(つな)ぐ架(か)け橋(はし) 湖(みずうみ)の向(む)こう側(かわ) 輝(かがや)く虹(にじ)の先(さっき) 華(はな)にも似(に)た 芳華絢爛(ほうかけんらん) 極彩色(ごくさいしき)の光(ひかり)を見(み)た 澄(す)み渡(わた)る紅魔(こうま)の空(そら)に咲(さ)き誇(ほこ)る夢葛(ゆめかづら) 湖(みずうみ)の畔(ほとり)に響(ひび)く音(おと) 緩(ゆる)やかな時(とき)の流(なが)れはいつもの事(こと) 何(なに)かを見落(みお)とす今(いま)も睡魔(すいま)を纏(まと)う 夢(ゆめ)の中(なか)の魔都(まと) なんたって門番(もんばん)は大変(たいへん) でも誰(だれ)だって思(おも)う天下泰平(てんかたいへい) 本番(ほんばん)の強(つよ)さは太鼓判(たいこばん) 外敵排除(がいてきはいじょ)し睡眠(すいみん) 番外編(ばんがいへん) 目(め)にも鮮(あざ)やかな技(わざ)が光(ひかり)り目(め)にも止(と)まらない体捌(たいさば)き 此処(ここ)から先(さっき)は通(とお)せない 止(や)んだ異変(いへん)なら何回目(なんかいめ) 踏(ふ)み出(た)し我(われ)が道(みち)を行(ゆ)く 望(のぞ)むなら盾(たて)となり槍(やり)となろう いつでもこの道(みち)をあけましょう 倒(たお)せるのなら 水面(みなも)に揺(ゆ)れる蓮(はす)の華(はな) まだまだこれから 一人背水(ひとりはいすい)の陣(じん) 紅(くれない)に染(そ)まる館(やかた)を背(せ)に守(まも)りぬくから 色鮮(いろあざ)やかな風(かぜ)の中(なか) 雨上(あめあ)がり後(のち) 夢現(ゆめうつつ)の空(そら)に 紅茶香(こうちゃか)る館(やかた)を背(せ)に龍(りゅう)が見(み)えたのなら 霧(きり)が晴(は)れ虹(にじ)がかかるから 見(み)て回(まわ)る 異常無(いじょうない)し それはいつの日(ひ)も同(おな)じ 番人(ばんにん) または庭師(にわし) 手入(てい)れ 浮(う)かれた七色(なないろ)の愛(あい) 立(た)ち込(こ)めるミスト 花(はな)に与(あた)えた水(みず)も綺羅(きら)びやか 今(いま)しがた芽吹(めぶ)きを感(かん)じとる陽(ひ)だまり 紅魔(こうま)に我有(われあ)り 通(とお)さない門番(もんばん) 真(ま)っ赤(か)な館(やかた)と幼(おさな)いモンスター 通行禁止(つうこうきんし) 苦労(くろう)と疲労(ひろう) 何者(なにもの)かって普通(ふつう)の人(ひと) 最終防衛線決壊(さいしゅうぼうえいせんけっかい) 迷惑(めいわく) 敵対(てきたい) 時(とき)には戦略的撤退(せんりゃくてきてったい) 理想(りそう)には中々届(なかなかとど)かないもんさ 風鈴(ふうりん)の音(おと)の後(あと)に続(つづ)く 求(もと)める強(つよ)さ 限(かぎ)りは無(な)いなのだろう 頼(たよ)りにして貰(もら)えたのなら 強(つよ)くなれるわ 水面(みなも)に揺(ゆ)れる蓮(はす)の華(はな) まだまだこれから 一人背水(ひとりはいすい)の陣(じん) 紅(くれない)に染(そ)まる館(やかた)を背(せ)に守(まも)りぬくから 色鮮(いろあざ)やかな風(かぜ)の中(なか) 雨上(あめあ)がり後(のち) 夢現(ゆめうつつ)の空(そら)に 紅茶香(こうちゃか)る館(やかた)を背(せ)に龍(りゅう)が見(み)えたのなら 霧(きり)が晴(は)れ虹(にじ)がかかるから 誰(だれ)かの為尽(ためつ)くす生(い)き方(かた)もある 空見上(そらみあ)げ少(すこ)しだけ立(た)ち止(ど)まる まだ時間(じかん)はある ただ実感(じっかん)は無(な)く 時(とき)に衝突(しょうとつ) 雨降(あめふ)って地固(じがた)まる 変(か)わらない それが例(たと)え終(お)わらなくても 今(いま)と同(おな)じ場所(ばしょ)で 彩雨(さいう)が上(あ)がり虹(にじ)の真下(ました) 華人小娘(かじんこむすめ)は何(なに)を見(み)る 水面(みなも)に揺(ゆ)れる蓮(はす)の華(はな) まだまだこれから 一人背水(ひとりはいすい)の陣(じん) 紅(くれない)に染(そ)まる館(やかた)を背(せ)に守(まも)りぬくから 色鮮(いろあざ)やかな風(かぜ)の中(なか) 雨上(あめあ)がり後(のち) 夢現(ゆめうつつ)の空(そら)に 紅茶香(こうちゃか)る館(やかた)を背(せ)に龍(りゅう)が見(み)えたのなら 霧(きり)が晴(は)れ虹(にじ)がかかるから 空(そら)に咲(さ)き誇(ほこ)る夢葛(ゆめかづら)