恋なのか憎しみなのか 心を糸で吊られて すりきれた脚で踊るの 痛みが甘くうずくよ やめないでと引きとめた わたしの手は震える 物語の終わりを知りながら 逃れられない あなたのキスで 世界が変わるような気がしていたけれど どこまでだって わたしはこうしてひとりだった そばにいる人にあなたを重ねた ねえ 見透かして わたしの海に 隠した真珠 ほんとうはあなたに見つけてと願っていた 秘密の恋は わたしがばらしたの 物語が流れこんできて 息もできない あなたのキスで 世界が変わるような気がしていたけれど どこまでだって わたしはこうしてひとりだった 誰もが胸に 孤独な海を持つように どこまでだって あなたはそうしてひとりだから わたしは 独りだった