解けてく指の先 殴り惜しむその目に 差し込む夕陽はただ 赤く茜を照らし出す いつか見た夢の続きを 二人で描いて行こうと約束して 思いは変わらない 季節だけが過ぎてゆく 茜色を照らし出す 二人の距離は遠ざかって もう二度と重ならない あなたの愛しい影と あとどれほど 涙流すだろう 焼き付いたその背中 闇に攫われて 一人立ち尽くす 夕陽に照らされて サヨナラと言えないまま 夜は訪れる 茜色を照らし出す 二人の距離は遠ざかって 焼き付いたその背中 寒がって 夕闇に染まる街 一人きり置き去りの影は歩き出す 沈まない夕陽を心に抱いて