作曲 : 上北健 作词 : 上北健 有限なこの道の最後に、君は笑っているだろうか。 その過程で幾つも、寂しい思いをしたんだろうか。 途中には無数の枝分かれが待っていて、その度誰か傷付けて、 望まない針路に導かれたとしても、 それでも、誇りを持って縋り付いて。 未完成な僕らだ。不格好だっていいのさ。 逃げないで、手を伸ばして。 いつか巡り合えるだろう、自分でいられる場所。 君に「さよなら」を言える場所。 あの泣き顔に会いに行くよ。 散々歩いた通学路、早起きお婆ちゃん笑ってくれた。 こんな自分も少しだけ、誰かの心に居られたんだろうか。 この丘の向こう、雨雲が飲み込んでいて、 行く宛てがなくなってしまったな。 立ちはだかる問題に背を向けそうになったなら、 今だけ恥をかいてもいいじゃないか。 僕の今日が、 あなたの今日が、 この世界を動かしているんだ。 未完成な僕らだ、不格好だっていいのさ。 逃げないで、明日を掴もう。 いつか巡り合えるだろう、 手と手を取り合って、君に「ありがとう」言える場所。 だから今日も何とか前を見て、 あの笑顔に会いに行くよ。 有限なこの道の半ば、僕ら先は見えやしないが、 その過程で幾つも、苦しい思いをしてやろうじゃないか。