作曲 : 上北健 作词 : 上北健 君の声が泣いているような気がした。 だけどなんでそんなに笑っているのかな。 今日も誰かに幸せが配られたろうか。 君はそう言って、笑って泣いているんだ。 人はまた欲しいものを奪い合って目が眩んだ。 本当を見失った。 それを誰が価値あると決めたものか、 意味を持たせた偽物だ。 こんな世界じゃ敵も味方も居ないさ、 だから君は泣いているんだろう。一人泣いているんだろう。 いつだって助けての言葉など無駄、と呟いた言葉。 気付いてよ、僕の気持ちを。 君が嫌いな日々のこと、報われたいと願っていること、 知っているよ。分かっているよ。 それを肯定したい。 君に幸せを買っている誰かが傍に居るってこと、 忘れないで。 君の声が泣いているような気がした。 あれからまた涙は見せないまま。 今日も何処かに幸せが捨てられたんだろうな。 瞳が宿す光はない。 知らない間に決められた幸福度を、 人は夢中で追いかけ回して周りを見ようともしない。 それなら、人の為生きる虚しさを君が嘆いても、 それを愚かだ、なんて言えないよ。 ♫ 僕の声は泣いているままなのかな。 届かないと、ずっと前知っていたよ。 いつか君が僕の時間、辿り着いたら、 こんな歌を残しておくよ。 君が嫌った日々のこと、報われたいと願っていたこと、 知っているよ。分かっているよ。 それを肯定したよ。 君に幸せを買っている誰かが傍に居るってこと伝えたくて。 君が抗った日々が、今も僕を生かしていること、 知って欲しい。分かって欲しい。 それは揺るがない証だ。 君の幸せを願っている僕が、此処に居たってこと、 忘れないで。