[00:04.10] 届け 月に 歌よ [00:14.18] 届け 月に アダリン 燈り点った舩よ [00:27.00] [00:44.00] 突然の出來事 沈默の亖小節 跳ね飛んだ 空宙に [00:54.00] 失った昨日の作掛の旋律 彼女の他に誰が奏でるのだろう [01:04.00] き通す西風 飛ばされぬようにと 首巻き押さえた [01:13.20] 唯今 蕭索たる脊中 擔いでいた物が あゝ 少しだけ 異るだけ 然れど聊か寂しくて [01:28.80] 谺して 訣れの唄よ 吐息 伍線の上に 何れは泡沫の如く 儚むのなら [01:39.06] 書き留めて 消え得ぬように 号ぶ 十六夜月に 弔いの舩 畔から一艘加え [01:48.22] 夜もすがら悠く 悠く 悠く 流れていく [01:57.00] [02:04.15] 錆び附いた輪郭 今はもう響かず 劈いた 咆哮が [02:14.00] 宛先は決まってる しかし描き卆えない 恥しくない物は未だできない [02:24.00] 而るに夜は ける 叁角の爪先 亦摑んで弾いて [02:34.04] まだ今 馴れない新品を "まァ悪くはない"と あゝ 撫でれれば 嗤える弭 もう朝は近くに來る [02:49.00] 白銀の缺けた珠玉よ 映し靜か溟渤 霞む幾佰の燈は 橙の華 [02:59.00] 言ノ葉は交さぬけれど 音が届くのならば 聲の限り搔き鳴らそう 六絃琴を [03:09.00] 夜もすがら悠く 悠く 悠く 流れていく [03:15.40] 届け 月に 歌よ [03:25.00] 届け 月に 燈り点った舩 [03:35.00] もう新しい道 進めそうなん [03:40.00] でももう一度だけ君を聞きたいんだ [03:48.23] [03:49.03] 谺して 訣れの唄よ 吐息 伍線の上に 何れは泡沫の如く 儚むのなら [03:59.00] 書き留めて 消え得ぬように 号ぶ 十六夜月に 弔いの舩 畔から一艘加え [04:09.00] 夜もすがら悠く 悠く 悠く [04:15.11] 悠く 悠く 悠く [04:19.04] 流れていく [04:23.70] [04:24.50] あゝ あゝ 流れていく [04:28.59]