ヒーローは袖にいて 出番が来るのを待っている 需要と供給に 急かされた台本に沿う 70億の琴線を殴るようなストーリー 志半ばで死んだらみんなが泣くんだって Na na na... 引き出しが無いから Na na na... 今日も仲間が捨てられてゆくんだ 危ない危ない危ない危ないストーリーテラーが 僕が居る世界を創作してるんだよ 生きたいと願う事も叶わない悲しさが 今 活字の中 溶けて消えた 溶けて消えた 溶けて消えた 馬鹿の為への説明が 世界観を壊す頃 人気のない善は 悪と同じと見做された 何の為に生まれ 喜ぶのかを 知らないままバイバイ 僕は泣くことも出来ない Na na na... 引き出しが無いから Na na na... 今日も君に捨てられてゆくんだ 危ない危ない危ない危ないストーリーテラーが 僕の過去も未来もみな牛耳っているよ 生きたいと願う事も叶わない苦しさに ついに逃げ出した 生きたキャラクター 語り部はもう物語を進められなくなって 目が覚めたら真っ暗な場所だった ここはどこだか分かるかい君は ここはどこだか分かるかい君は 馬鹿の為に説明してあげよう 君も創造主に捨てられた 世界に不要と見切られた あいつみたいに そいつみたいに こいつみたいに 僕みたいに 危ない危ない危ない危ないストーリーテラーが 君が居る世界を創作してるんだよ 誰の心にも残らないキャラクターが 知らず知らずの内死んでゆく そうこれを聴いている貴方もさ 明日には