長く伸びた影は ふたつ 重なりあって "またね"明日また会えるのが あたりまえだと 思えたんだ 少しほつれ出した 長い糸の先には 違う空が広がってて 僕らの声も かき消されてく ありふれた日常の中に 探してたものはすべてあって 気づけないまま 過ぎ去ってく 誰かのせいにするようになった 自分にも気づけず 君が手を離した 季節はまた 変わりゆく 長く続く川が いつか 海に出るように この細い道も いつかは 日の当たる場所へ続け ありふれた月がきれいだった 退屈な日々も愛しかった 君のことが好きだったよ いつまでも続く気がしてた また明日会える気がしてだ 何も変わらず朝は来るよ 長く伸びたひとつの影 ぎこちなく揺れて ほんの少し違う 風が吹いたよ もう少しだけ 僕はこの道を歩いてく