夜空高く 輝く星達が 鮮明に 瞳に焼きつく まるで 写真のように  静かな季節 その景色を 塗りつぶすように 雪がまた この町に降り注ぐ 朝日が昇れば 子供達の声が 丘に響く 陽だまりのような  笑う顔が 嬉しくて ゆらり ゆら 僕が好きだと  笑う声が 嬉しくて ふわり ふわ そっと手に 受け止めてくれる 温かさに さらり さら このひとときが いつまでも 続けばいいのにと思うよ 時を 忘れそうなほどの 幸せを 噛み締めて 春には花咲く丘に 子供達と 雪が舞う 蕾を付けた木々を 紅く染めて 夕日が 僕等に微笑む 気づけば 春が芽吹き 雪下に 若葉が萌ゆる 冬が 終わりを告げる  僕はもう 帰らなきゃ さよなら また会う日は 来年の この丘 君と 約束をした  季節を遠く 短くて 別れの日も 君の影が 見えなくなるまで 雪を降らせるよ 君が 好きだと言ってくれた あの日を あの丘を 僕は忘れずに まだ来るから