出来ればあなたを抱いて 冷たい海に溶けたい 浮かばない程に深く沈み 闇の底で ばらばらに壊れ散らばる懺悔は 浮腫んだ耳には届かない 怨恨の海 死を這わし歪む思い出に言葉を遺す あなたに映るこの先に私はいない 上手く断てやしない そう知る目が憎い 張りつめた糸が解け何も言えない 二度と触れる事も その手には抱えきれない 私という傷は 影を残したまま 純粋な目に揺れる思い出に言葉を遺す あなたに映るこの先に私はいない 振り被る数秒の躊躇い 穢れを見るかのような眼差し 痛み知らぬあなたにとって 私は何者なのだろう 張りつめた糸が解け何も言えない 二度と触れる事も その手には抱えきれない 私という傷は 影を残したまま 血で滲む目に揺れる思い出は私と生きる 冷たい幸福にあなた残し 罪を抱いて 怨恨の海へ 消えやしない 永遠の底へ