たんぽぽ 君を飛ばしに行くんだ 君はここにいてはいけないよ 寂しげなその横顔を知っているんだ この先もどうか ずっとその顔は 僕だけに見せたものであって 心奪われたその日から 君の笑顔のありか探して 叶わない 願いに 溺れそうになってた そして僕はもう答え決めたよ 呼吸を整えてさ 今なら飛べるよ 風待つ凛と冷えた丘の上 血の通った頬に 触れたこと忘れないよ 君の一歩を 押してあげる たんぽぽ 背中には 羽根はなかったけど 空を覆う 厚い雲はもう消せたじゃないか 重く閉ざしてた心軽くして 二人待ってた春風に舞う頃 もうここに君はいない たんぽぽ 君を飛ばしに行くんだ 僕はとても幸せだったよ 僕はとても苦しかったよ たんぽぽお 君よ幸せになれ イェー 僕ら 背中には 羽根はなかあったけど  柔らかい綿毛は自由に飛んで行く 君の笑顔が僕のそばじゃなくても 大丈夫さ 黄金に花咲く頃 僕も懐かしく笑うよ もうここに君はいない たんぽぽおおおお たんぽぽおおおお