私には何もない 愛の音聴こえない 綴るのは空っぼの 心が聴いた言葉だけ 私には詩えない ただ一つの音がある ああ あの声を ああ あの愛を 感じた あなたも あなたも 独りきり生きている 一人きり 二人きり 私には何もない(ただ ただ ただ) 名も無き人の物語を見ているだけで(私のひとり言聴くあなたがここに) 何もない(耳をすませれば) 孤独な魂 ふたつあわせて 孤独な鼓動 ふたつかさねて 暗い夜の果て 眠らぬ愛の音を 永久に響く確かな愛の音 眠れぬ愛の鼓動 響かせて あなただけが私を見つめ続ける あなただけが私を求める 眠らぬ夜を越えて あなたに手を伸ばして触れる こんなにも近く遠く近く 目を閉じて抱く あなたを あなたを 抱こう 何もない 愛だけ 夜は静か あなたの声を聞くため この手は その手は 愛の詩綴るより 誰かを抱くために 眠らぬ 眠らぬ 眠らない愛探し求め生きる 眠らない愛