手のひらで転がすペンは思いを描くものだった 白く覆う校庭の雪は僕の夢をも隠していた 諦めたくはないと窓辺で突っ伏して 教室に響く声はあまりに無邪気で楽しそうだった ぱらぱら降る雪映り込んだ ぽろぽろ落ちる涙の意味も溶かして消した ぱらぱら崩れる僕の夢は ぼろぼろになった僕のノートに書き残している 何枚も重ねた紙は僕の世界を表した 夢に見てた未来の僕は夢を捨てていたみたいだ 諦めたくはないと強がったあの日々は 逃げてしまいたいなって気づかず過ごした苦しがったんだ ぱらぱら雪が降り出した あの頃僕が窓辺で書いた言葉は消えた ぱらぱら崩れた僕の夢を ぼろぼろになった僕の心に刻み込んで行く 校庭を覆う白い雪を久しぶりに踏みしめ歩いてみた 汚れたブーツと この頃僕が見てた景色 あの頃と何も変わらない 僕逃げ出していた ぱらぱら降る雪積もる頃 ぽろぽろ落ちる涙の意味に今更気づく 諦めたくないと強がる僕も あの頃と何も変わらないから追いかけていく