[00:00.16]とある日曜の昼下がり 廃墟と化した教会で [00:09.10]かくれんぼしている間に 神様は消えた [00:23.70]生まれながらに身分の低い僕は生きていく為に [00:28.18]息の詰まる独裁国家、都督の下(もと)機関銃持った [00:32.76] [00:33.71]撃って奪って手に入れたものは報酬だけ [00:38.06]代わりにこころは磨り減っていく、無くしたものの方が多いじゃあないか [00:43.65] [00:43.74]撃って見据えて 蹴って壊した 人体実験 [00:47.87]罪滅しのつもりだか引き取って面倒をみてたけど [00:53.02]じゃんけん負けて 鬼を被(こうむ)った かくれんぼ [00:57.63]これじゃ世間的僕の立ち位置が危ないんだよねぇ [01:02.00] [01:02.07]切れた 切れた 価値観が切れた [01:06.78]偽られた正義に矛と盾 [01:11.52]ひどく澄んだ そのふたつ目で [01:16.30]下賎(げせん)な僕を見ておくれ [01:21.08] [01:40.65]傭兵をやめて独裁国家からの離脱を決した [01:45.04]侵略して分捕ったものを返す為走り廻った [01:49.96] [01:50.52]大鎌持った都督の手駒の亡霊が [01:54.99]僕の背後でクツクツと笑い、「そんな事しても無駄だ」と囁いた [02:00.36] [02:00.38]刷って貼られて 散蒔かれた 指名手配 [02:05.03]追われぬようにと幼い頃から伸ばした髪も切り落としたけど [02:09.80]じゃんけん勝って 鬼を回避した かくれんぼ [02:14.70]僕と居れば君達の立ち位置が危ないんだよねぇ [02:18.87] [02:18.90]逃げた 逃げた 影から逃げた [02:23.71]失われた信用に火と油 [02:28.48]非道く淀んだ 僕のふたつ目は [02:33.11]夜の街を見下ろした [02:36.87] [02:38.65]時は流れて切った髪ももとの長さ伸びきって [02:43.44]あの子達はそれぞれ何処かで幸せに暮らしてるかな [02:47.61]なんて感傷に浸る僕の足にかかる赤センサー [02:52.95]振り返ったときにはもう遅かった [02:55.75] [02:57.45]爆ぜた 爆ぜた 何かが爆ぜた [03:02.08]吹き飛ばされ窓割れ崖っ縁 [03:06.78]カツリカツリと 響く足音が [03:11.61]暗闇から僕へと近づいた [03:16.30] [03:16.32]堕ちた 堕ちた 底まで堕ちた [03:21.09]感覚薄れてゆく左腕 [03:25.94]遠い 遠い あの頃が何故か [03:30.58]走馬灯の如くよみがえった [03:35.32] [03:36.16]おいでよメアリー、繋いでジェシカ [03:38.66]あと一人どうして思い出せない [03:41.46]誰よりも綺麗な瞳(め)で真っ直ぐ前だけ見てた [03:46.00]もういーよ、いいよ、十分だ、ありがとう [03:50.10]ああ泥棒(ぼく)の人生はここで終わった [03:53.04] [03:54.98]見つけたよ、長いかくれんぼだったね [04:02.28]次は置いてかないでね、手を貸して [04:07.00]さあ 地に足の着いた神様を 引き上げるんだ [04:15.09] [04:17.53]地に足の着いた神様を 引き上げるんだ