御用のない者、通しゃしませんぜ トタンの屋根にぽつぽつと冷たい雨が降る、よく晴れた午後 「それは狐の嫁入りというのですよ」 振り向いた先で見知らぬお嬢さん笑ってた、サイバーエンドレス 噎せ返る街の中心で、僕は酸素消費してる あれ、土埃は何処へ行ったの? 無駄に消毒されてる人間の手 我々は花粉を敵とみなした ゲームオーバーじゃないよ、まだ消えてないよ ランドセル背負ったあの子が うたう唄は01ワールドに消える (此処は何処の細道じゃ、天神様の細道じゃ) 廃棄されかけた、君助けるような ヒーローになれたらいいな! 僕の頭上で人工衛星が通信を図った 計算は、苦手、不得手で後回し 行きはよいよい、帰りは怖いのです 点滅信号、横断歩道にゆらり伸びる誰かさんの影 早い者勝ちで飴の在庫はなし 紙芝居もそろそろ終盤だ、じっと見入る、サイバーエンドロール 底なしの沼埋め立て、3000階ビル建設した 空調効いた部屋の少年よ そこの紅茶を僕にもください 教科書広げて論理、書き殴った セーブできないよ、一発勝負だよ 蝋石落としたあの子が うたう唄は01ワールドに消える (この子の七つのお祝いに、御札を納めに参ります) 眠りかけた、君醒ますような 王子様なれたらいいな! 僕の頭上で人工衛星が電波線撃った 解答は、切って、貼り付け、黙示録 まだ負けてないよ、まだ負けてないよ 遠い昔見た景色に 辿り着けなくて、ナビじゃ行けなくて、迷子 でも探してんだ、まだ探してんだ クシャクシャになった既存の地図 見方は僕の、何処かしらが、覚えている、はず まだ生きてるよ、君生きてるよ セーラー服のゲシュタルト 陰が差した君の瞳、睨む (ちっと通してくだしゃんせ、こわいながらも通りゃんせ) 壊れかけた、君救うような 神様になれたらいいな! 僕の頭上で、きらり何かが、爆発したんだ 世界がみた、摂氏10度の白昼夢