[00:27]ここいら最近情緒不安定 [00:28]転がり続ける空の体温は上昇中 [00:32]巡視中だった天使さんは [00:33]見えない不審者逆手に取って笛を吹く [00:37]氷砂糖舐めて寝るんだタイムスリープ [00:42]気がついたら人間じゃない別の何かに迎えられたりね [00:48]天気予報では晴れのパレード [00:49]くるくる廻る僕の心底も一重丸 [00:53]でも実際お外は土砂降りスコール [00:55]四角い画面の天気予報士もさじ投げる [00:58]風に金髪絡めながら殴り合い [01:04]喧嘩なら誰にも負けない不良の彼は [01:09]クールに決めても学ランの中子猫ちゃん [01:14]変仄の地に立って、大きく息を吸って [01:20]今なら撃てるはず少女は手にした機関銃 [01:25]制服袖まくって、未来を睨みつけた [01:30]焦点定まらず歪んだ的は姿消した [01:57]二進も三進もいかなくなったよ [01:59]親切不足で海の脈拍は不整脈 [02:03]ふわふわキュートなペンギンさんは [02:04]南半球の中心街で舌を吐く [02:08]日切駅で電車降りればタイムスリップ [02:13]神様とお喋りしたあの夏の日に戻れたりしてね [02:19]永久凍土にビル建設して [02:20]億万長者を夢見る人間は歯を見せる [02:24]でも地面はレンジでチンされちゃって [02:25]ぐらぐらビルは斜塔になって愚の骨頂 [02:29]躊躇いがちに睫を伏せてバス停並ぶ [02:34]恥ずかしがり屋で三つ編眼鏡の彼女は [02:40]華奢に見えても脚力は戦闘機千機 [02:45]迷路のド真ん中で、短く息を吐いて [02:50]今なら斬れるはず少女は手にした日本刀 [02:56]ぐるりが色を変えて、標的を匿った [03:01]「想定の範囲」と呟いた君をただ見てた [03:28]機械都市に落っこちて、瞼を閉じかけたって [03:33]そんな目で僕を見ないできらきらのお月様 [03:38]昭和が手招きして、立ち止まりそうになった [03:44]無邪気な顔をした幼い僕が背中押した [03:49]君の手を引っ張って、扉を蹴り破って [03:54]突破口を模索するんだ、空に賽投げられた [04:00]僕ひとりのIQじゃ、余りに頼りないんだ [04:05]ねえ君の力が必要なんだ、さあ手を貸して