ドカンと花火が咲いたら 空見上げる君のほほが染まる 赤 青 金 銀 夏の恋人は艶やかだね 下駄の音が軽やかに 揺れて裾の夕顔 浴衣が誘う宵 夜店の灯り 金魚やを冷やかせば 掬われてなるものかと 尾びれが撥ね上げた水に 顔を濡らす 昼間とはまるで違う 新しい表情に そわそわしっぱなし ヒュルル ドカンと花火が咲いたら 幾千の瞳が輝くだろう サマードリーム ファイヤーワーク 僕らもその一つになる ヒュルル ドカンと花火が咲いたら 空見上げる君のほほが染まる 赤 青 金 銀 夏の恋人は艶やかだね さんざめく人の波の その中で耳元へ 寄せた唇から こぼれた I love you 後れ毛を直す仕草 ハッとしてグッときて呼吸が止まった 遠く祭り囃子が聞こえてる 不思議な懐かしさがこみ上げる ピーヒャララ テントン シャントン 奏でるのは幼き日々 セルロイドのお面をねだった まだ帰りたくはないといじけた あっち こっち? そっち どっち? 夏は過ぎてくと知っていたんだ 家路へと 急がないで こんなにも南の星座が輝く ヒュルル ドカンと花火が咲いたら 消えてしまうまでの一瞬さえ サマードリーム ファイヤーワーク ずっと覚えておきたいな ヒュルル ドカンと花火が咲いたら 空見上げる君のほほが染まる 赤 青 金 銀 夏の恋人は艶やかだね