[lrc:本LRC仅供虾米站内交流使用,谢谢理解] [00:00.53]「正直、驚いた。 [00:03.22]魔女の僕、メイメイに手を引かれ、深く暗い森を歩き続けた。 [00:10.00]一歩進む度に現実から離れていくような錯覚に襲われて、 [00:15.89]現実と幻想の境界がわからなくなってきた頃、突然に視界が開けた。 [00:23.82]そこに隠されるように広がっていたのは、陰鬱な光景ではなく、 [00:30.42]思いもよらないほどに美しい景色で……」 [00:34.24] [00:34.86]花々(はな)は色付き舞い踊って [00:40.28]鳥達(とり)は祝福を謳って [00:45.67]まるで、地上の楽園であるかのよう [00:54.18] [00:54.65]わたしを迎えて微笑む(わらう)乙女達は皆 [01:01.59]何の毒も感じない [01:06.94]暗い森の奥見えたものは……絶望じゃなくて。 [01:17.45] [01:18.27]『ようこそ、新入りさん。あなたの名前は? [01:23.99]いいえ、やっぱり言わないで。 [01:29.35]だって此処は、誰もが幸せになれるところ。 [01:39.19] [01:39.61]あなたを蝕んだ不幸は忘れて。 [01:45.33]いいえ、思い出さなくていい。 [01:50.33]もう誰もあなたを傷つけない。そして、幸せになるのよ。』 [02:03.24] [02:03.91]『此処には、美しい五人の乙女達が住んでいる。 [02:07.90]けれど不思議なことに誰も、 [02:10.49]メリクルベルに負の感情を向けてはいなかった」 [02:13.85] [02:14.90]花々(はな)も恥じらう乙女たちに [02:20.34]鳥達(とり)も歌を忘れるほど [02:25.59]此処はほんとに、魔女のセカイなのかしら? [02:34.05] [02:34.50]わたしを迎えた魔女はおだやかに笑んだ。 [02:41.58]雪のように白い肌 [02:47.02]薔薇のような唇は甘い……毒を忍ばせて。 [02:56.64] [02:57.09]「ようこそ、新入りさん。ずっと待ってたわ。 [03:02.66]そうよ、七番目の乙女。 [03:08.14]恐れないで、不幸せは捨ててしまいなさい。 [03:18.03] [03:18.38]美しさは決して穢してはならない。 [03:23.92]永久に穢させはしないわ。 [03:29.00]いつまでもいつまでも、私と共にいよう。」 [03:39.72] [03:40.24]−−−ダメだ、声を聴いたら囚われる [03:50.86]−−−やめて、中へ入ってこないでよ [04:01.64]−−−ダメだ、深く身体を蔦が這うように [04:12.01]−−−絡めとられてしまう…… [04:19.18] [04:19.64]此処は真白国(ましろのくに) 幸せが包む [04:25.34]薔薇の香りは芳しく [04:30.68]何もかもを幸せで塗り替え、忘れていく [04:40.48] [04:40.92]『さぁ、怖がらないで。この手をとりなさい。 [04:46.68]甘いお菓子を食べましょう。 [04:51.76]真白の姿、美しいまま此処で……死んでいきましょうね。』 [05:05.56] [05:06.09]「フィーナ、いらっしゃい。ふふっ、いいコね」 [05:11.31] [05:14.23]「フィーナは迷うことなく魔女の手をとり、 [05:17.24]その手に誓いの口づけをした。 [05:20.17]私は抵抗して後ずさったけれどその瞬間、 [05:24.78]頭に鈍い痛みが走った。メイメイは諭すように言う」 [05:30.19] [05:31.47]「あなたもすぐに、同じようになれるから……ね」 [05:36.26] [05:36.99]「真白国へようこそ」 [05:51.80] [05:57.23]