曖昧な空の色 まだ消えぬその灯火が 揺れ動く魂に重なり合う そう いつかは訪れる 夜明けを待つ人々も酔いしれた 最愛の白夜 色を持たぬ星の海 一つ輝くあなたを ずっと見守り続けていた 空に向かう 無数の嘆きを 瓦礫に咲き 笑うあなたは 透明な蜘蛛の巣を握りしめて 途切れた生を数えた 終わりを告げる夜を照らすのは 白夜の月明りだった 闇を持たぬ夜の淵 色の橋が架かる空 二人探し求めていたね ずっと しなやかな風が運ぶ 遠く懐かしい景色 いつか辿り着くと信じた 空に向かう 無数の言葉は もう届かぬ 幻想の想い "いつかまたね"と俯いて 零れ落ちた この一雫 残酷な微笑み そっと浮かべ あなたは空に消えた 終りを告げる夜を照らすのは 白夜の月明りだった