[00:12.60]堕ちたというなら生まれ落ちた そのときから [00:23.46]白いウサギはそうね 憶えてないけど [00:29.76]きっと 美味しいんじゃないかな [00:34.88]生意気にひとの言葉なんて操ってるもんだから [00:41.20]まあ 私も似たようなもんか [00:45.47]魔法のクリスも 不思議なケーキも貫えず [00:51.01]絞ったばかりの紅いジュースを [00:56.36]可笑しな身体は 部屋中膨らみ続ける [01:01.86]それでも いない子と同じ [01:18.42]消えたって笑っていたいなんてさ お気楽よね [01:29.23]赤ん坊の皮を被った獣は [01:34.30]きっとそう 私だったのね [01:40.64]不機嫌なお茶会はいかが? [01:45.79]二度とその口が聞けないようにしてあげる [01:51.23]可愛い手駒で楽しい遊戲始めましょ [01:56.65]ルールなんてもの 私次第よ [02:02.07]気付けばドレスは 紅いハートの染みがついて [02:07.47]今さら 戻れない [02:48.71]紅い私が 蒼い私の細い首を [02:54.25]へし折るその瞬間 目を覚ます [02:59.59]呆れたように私を見下ろすお姉様 [03:05.08]開きかけた口を紡いだ [03:10.50]歪んだ鍵穴 夢だったの? [03:14.60]いいえあれは 現実のお話