[ti:] [ar:] [al:] [00:00.00]いつもいつの日も 残酷の中にほら… [00:33.63]静かな季節灯りがともる頃 [00:39.31]独り何もない暗い寒くて深い場所 [00:49.67]彷徨い続け… [01:10.22]それは東の小さな国で育った [01:18.33]特に問題はなかったはずだ [01:23.71]こんな怪我すぐに治して元気に狩るさ [01:33.55]今に見てろよ俺はまだまだやる気なのになぁ [01:42.61]ねぇどうしてだよそりゃないぜまだまだいけるさ [01:51.59]叫んだ声に反応は皆無誰も皆俺のことをそんな目で見るの [02:00.71]嗚呼俺もここまでか… [02:23.82]随分と奥まで来たなと、ここで降ろされ [02:33.28]今はまだ実感がない"捨てられた" [02:42.40]どれほど時が経ったんだろう生きる意味すら見出せずに [02:53.13]遠ざかる意識 [02:59.02]そっと抱える抱きかかえるそうかお迎えか [03:05.06]もう未練はない天使とあの世へ [03:09.70]いや違うこれは確かに人間の感触 [03:14.21]まだ生きてていいんですか [03:20.09]あれからもう三度目の冬 [03:28.29]俺は立派な彼女の目になった [03:56.09]いつも通りに山へバッケを取りに [04:03.66]不意に無くなる彼女の姿 [04:12.74]俺が居ながら見失った彼女の瞳で [04:18.62]褪せる山道歩けるはずがない [04:23.34]追いかけた探し回った遠くには行ってない [04:28.03]あれは黒いブーツ片方… [04:32.26]駆け抜ける崖の道 [04:34.90]下った先には彼女が転げ倒れていました [04:41.52]泣き叫ぶ声に微かな反応を示し腕から顔を出す子犬 [04:53.91]彼女が俺に最期に残したかけがえのないもの"生きよう" [05:08.98]顔を出す子犬にあの日の自分を重ね…