「ねえ 形が崩れて どこにも行けないなら 言わずに 折れないようにさせて」 壊れて朽ち果てても腐ることのない 冷たい ここは美しすぎる世界 融けない氷のようだと思いました 心も凍り付いているから 「もう逃げない?」 知らない 聞こえるのは囁き 匂いも透明で分からない世界 ただシャーレのなか 膨らんでいく いつかの歪んだ欲望 誰がそこに穴を開けて溢れさせるの あなたはただいつものように 鼓動の止まった世界で ifをやめて 子どものように笑い続けてよ ヒビ割れた世界の外を知られようと 明日になればまた忘れて元通りだ 粉々の景色を愛でる その瞳の 描く直線を辿れない どうか忘れていて 今もシャーレのなか 膨らんでいる いつかの歪んだ欲望 闇は底に穴を開けて溢れてゆくけど あなたはただそれを塞ぐ 孤独を拒んで 世界へifを願う 意味のなさに笑ってしまうよ もう消えない 願いを曲げるほどの欲なら 知らずにいたいな あなたの零れた中身に融けた指が 癒えずに 痛いな