冬(ふゆ)はキラリ街(まち)の灯(ひ)が 孤独(こどく)の闇(やみ)に少(すこ)し滲(にじ)んで 胸(むね)にあいた 空白(くうはく)を埋(う)められずにいた 冬(ふゆ)はひらり粉雪(こなゆき)が 天使(てんし)の羽(はね)の様(よう)に舞(ま)えば 俺(おれ)とは違(ちが)うと呟(つぶや)いて 目蓋(まぶた)を閉(と)じた 人(ひと)は人(ひと)を傷(け)つけ平和(へいわ)を願(ねが)う そんな世界(せかい)に疲(つか)れたんだ 心叫(こころさけ)ぶこの感情(かんじぅ)さえも 行(い)き場(ば)を失(うしな)う   言葉(ことば)なくし ありふれた日(ひ)々よ  どうかそれ以上(いじょう)何(なに)も望(のぞ)まないと誓(ちか)うよ だから今(いま)だけは だから今(いま)だけは  どうか静(しす)かに眠(ねむ)らせてくれ 乾(かわ)いた空(そら)乾(かわ)いた風(かぜ)  乾(かわ)いた街(まち)乾(かわ)いた夢(ゆめ) そして今日(きょう)もまたどこかで涙(なみだ)が落(お)ちる   「教(ほし)えてくれ」 なぜ生(い)きる理由(りゆう)を  いつからだろうそんな事(こと)さえも   忘(わす)れて ありふれた日(ひ)々よ  どうかそれ以上(いじょう)何(なに)も望(のぞ)まないと誓(ちか)うよ だから今(いま)だけは だから今(いま)だけは  どうか静(しす)かに眠(ねむ)らせてくれ ビルの最上階(さいじょうかい) 夢(ゆれ)も希望(きぼう)もこの翼(つばさ)に全(すべ)てを乗(の)せて 俺(おれ)は飛(と)び立(たち)つよ  この現実(げんじつ)もこの世界(せかい)も何(なに)も見(み)たくないから