ほら扉開いて 怖がらないでいいよ この街一番の眺めを見せたげる ゆらゆら揺られて 鳥籠は昇る いつかあの星に届くだろうか 午後9時の景色 サイリウムが躍る 気持ちいいけど まだ足りないよ バレちゃいけないから 身を隠しておいて こんな場所で 落ち着く僕じゃないんだ 足が竦んだって 歯車は止まらない 飛び降りたら最後 一緒にバラバラさ ゆらゆら揺られて 鳥籠は昇る 行き着く先なら 分かってるさ 午前0時過ぎ 全てを手に入れる 美しいだろう 美しいだろう? そんな悲しい顔しないで笑ってよ これを君に 君に見せたかったのに ああ全部 全部 全部 夢のよう 夢なんだろう 午前3時には 街の明かりも消え 新しい朝に 君は扉を開け 僕を置いて歩き出すよ 碌に手も握ってあげられなかったね こんな奴の傍に居てくれてありがとう