騷擾が無に還る原罪に 欺瞒を虛構と偽るなろ 白の比重を繰り返す 世界はなにひとつ 水面に浮かべる 罪は恋よ甘く 愛を騙る冷たい詞 優しさは要らない 夜每 渚を遠く馳せて 嗄れるほど愛を叫んだら 最果てに視る 全ての「憤りを救えたの?」 見え透いた噓ですら 今だけは 熱に浮かされて 忘れてしまえばいい 硝子細工の夢を 抱き締めて 月夜驅け巡る遺伝子は 愛の徽 水面にうつろう 月は糸よ白く いつか歪愛に導かれ 溺れ死め為に 墮ちる前に朽ちた贖罪 罰を崇める機械音 揭げた正義響かせて 「これが裁きだ」 剎那にまどろむ愛の音は 殘酷な墮落への道標 幻覚の太陽が下した 「愛憎の裁判」 夜每 渚を遠く馳せて 嗄れるほど愛を叫んだら 影の境界<教戒>は滲んで 「終焉に墮ちるように」