透き通るような君の声に よく似た風のせせらぎ 月明かりが夜を照らした 君はもういないのに 僕は有限の幻想から 抜け出せないの ああ ダメだなぁ いつの間にか増えていった喜び悲しみは 僕一人では抱えきれない 独りは怖いよ 溢れ出す記憶が遠くなり消えてゆく 「今でも君の心に僕はいますか。」 後悔だけが積み上がった 部屋から見えたあの星が やけに輝いて見えたんだ どうせ僕の存在なんてもの 取るに足らないのでしょう それでも君のその世界を 少し変えられたかい? 君がいたこともいつか忘れてしまうのかな 僕は何よりもそれを恐れて哭いていた 溢れ出す記憶が遠くなり消えてゆく 「今でも君の心に僕はいますか。」 君がいたこともいつか忘れてしまうのかな 僕は何よりもそれを恐れて哭いていた 君がいたことをいつの日にも忘れぬように 孤独の窓辺に君の花を添えてみる