止まって見えてしまえる程に 他人事の様に過ぎる時間は それでも身体をすり抜けていく 少し胸の奥が痛い 空っぽな心と 震えるその身体からは 零れてしまっていた 何かずっと足りなかった 「何が必要で何が邪魔なのか?」 解らないままでは居られなかった セオリーくらい、与えられれば 上手くやれると思ってた 人の目を気にして 使い方も知らないのに 解ったフリをして 立っているのがやっとでした。 甘えた言葉でも 誰かに優しい嘘でもなく ずっと欲しがってたのは 生きてるって感覚だった 「何が必要で何が邪魔なのか?」 解ったフリなんて 出来ないままで良い 求め続ければ 意味も変えられる これからもこれまでさえも 空っぽな心と 震えていた身体はまだ 生きていても良いと 自分で自分に言えなかった 生き苦しい日々がこんなにも 削り、枯れ、満たされる日々へ -生きている-その事だけが 僕が持っていた自由だった。