肥大したモンスターの頭を 隠し持った散弾銃で仕留める 今度こそ 躊躇などせずに その引き金を引きたい あいつの正体は虚栄心 失敗を恐れる恐怖心 持ち上げられ 浮き足立って 膨れ上がった自尊心 さぁ 乱れた呼吸を整え 指先に意識を集めていく 僕だけが行ける世界で銃声が轟く 眩い 儚い 閃光が駆けていった 何かが終わり また何かが始まるんだ そう きっとその光は僕にそう叫んでる 追い詰めたモンスターの目の奥に 孤独と純粋さを見付ける 捨てられた子猫みたいに 身体を丸め怯えてる あぁ このままロープで繋いで 飼い慣らしてくことが出来たなら いくつもの選択肢と可能性に囲まれ 探してた 望んでた ものがぼやけていく 何かが生まれ また何かが死んでいくんだ そう きっとそこからは逃げられはしないだろう 穏やか過ぎる夕暮れ 真夜中の静寂 またモンスターが暴れだす 僕はそうっと息を殺し 弾倉に弾を込める この静かな殺気を感づかれちまわぬように 今日も 僕だけが行ける世界で銃声が轟く 眩い 儚い 閃光が駆けていった 何かが終わり また何かが始まるんだ こうしてずっと この世界は廻ってる 何かが終わり また何かが始まるんだ きっと きっと