花を読めば 貴方に会える されど この手は届か無い 色を問えば 瞳は迷う ああ 巡る切なさよ 揺れで しばり続けるなら 愛は 遠く履かなくなる 強く 張りつめられたこの矢は 今 どんな答えいるのか 久野が暮れに昭和の月夜 人はなぜに巡り合うの 倦みほどの涙を流してとして ああ とこしえの契りさえも 下手せるまま願い哀れ やがて無情につちに帰る 花が咲けば いつか別れる されど とうとう来たねになる 色を書けば 言葉を超える ああ 春があまのはら 揺れど 共に踊れるなら 愛が 隠す誠わかる 風が 水面撫でたる優しさ 目を 閉じる草を枕に 迷いぞっきりと共に晴れて 人は痛み抱きしめるよ 恋いこがれた あの日をもゆる思いを ただ無くもりがふりそそむよ あおみ見れば浮かぶすげて 我がびてらすわずきの光 面影は みをもはられず 山桜 心のかうリ 止めてきしかと 身をずくしてやいきることを 人はいつもかたりつぶよ 口ゆつしに 変わらぬかたちのままで 東雲の空鳥のように 我が子どもではねにまえば あしたはここでいまうまれる