夢かまことか どちらを望む 手にしたそれは とても儚く 触れば消える 刹那の光 鏡に写し 永遠(とわ)に残して 追いかける ほど逃げていく 恋と 同じ 皮肉なものね 巡る 巡る螺旋のように 祈る 僅かな奇跡求め 例え 逃げられないと わかっていても 君を 取り戻すために 全て 失ってもいい 瞳に映る その姿さえ 現実なのか 分からなくなる そっと微笑む 媚薬のような 君の視線に 脳が痺れる 染めてゆく ビロードのように 赤く 赤く覆い尽くして 甘く 甘く 蕩けるのような 蜜で 身も心も溶かして それが 背徳の味 だったとしても 君と一つなるため 命 燃えつきてもいい 巡る 巡る螺旋のように 祈る 僅かな奇跡求め 例え 逃げられないと わかっていても 君を 取り戻すために 全て 掷ってもいい