三日月のような 強く鋭い目で ただ独り 佇んでいた まだ 君のこと 上手く見られなくて 心ごと 細めてたんだ きっと曇らせない その笑顔だけは だから本音を隠していた 静かに揺れる夜の闇に 朧と浮かぶ綺麗な月 もしも願いが届くのなら まだ少し此処に居て あの月はもう消えるのかな それとも満ち始めるのかな 指で丸く閉じ込めた空に 望月を待ち侘びて 明星が見えるまで 月 高くあった 爪痕は癒えない 「永遠」なんて そんなものだと 拭えないから せめて叫んでいた 本当は 抱き締めたのに 夜風がその弱さを そっと連れ去るなら 声は 枯れてしまってもいい 足りないと映るあの隙間 どんな言葉で埋まるのかな 君を想えば思うほどに ただ咆哮大きくなる 輝き 形作る場所と それにも増して大きな影 二つ合わせて 一つならば その輪郭を見せて 君に見つかるように 夢に浮かぶまま どこまでも白く、円くあれたなら 静かに揺れる夜の闇に 朧と浮かぶ綺麗な月 もしも願いが届くのなら まだ少し此処に居て あの月はもう消えるのかな それとも満ち始めるのかな 指で丸く閉じ込めた空に 望月を待ち侘びて 輝き 形作る場所と それにも増して大きな影 二つ合わせて 一つならば 私は強くなれる 君を照らせるように