LEN:勉強も運動(うんどう)も 全然ダメな僕だけど 身(み)の程(ほど)知らず 会長(あなた)に恋をしました 一大決心(いちだいけっしん)! 七一〇〇字(ななせんひゃくじ)のラブレター! だけど手渡(てわた)す 勇気がないのです… RIN:ねぇ、視線(しせん)がバレバレよ ねぇ、用事(ようじ)なら 言いなさいよ! LEN:えっと、あのえっと… とてもいい天気ですね! 今日も平和(へいわ)で良(よ)かったな~! RIN:どうして震(ふる)えてるのよ? それに何隠してるの? 見せなさい ほら! (LEN:ダメーーーッ) GUMI:ご覧(らん)、僕から 溢(あふ)れ出(だ)すカリスマのオーラ ネクタイは勿論(もちろん)ベーベリーの特注(とくちゅう)さ! RIN:何それ 聞いたこともない変(へん)なブランド それに教室で 薔薇(ばら)咥(くわ)えないでよね! GUMI:ねぇ、今度の日曜(にちよう)ってさ… RIN:ああ、習(なら)い事よ また今度ね! GUMI:ああパーフェクトな 僕が怖(こわ)いの子猫ちゃん? 女子(じょし)のジェラシーなら 仕方(しかた)ないのさ RIN:その根拠(こんきょ)のない自信 ちょっとだけ羨(うらや)ましいわ …もう夕暮(ゆうぐ)れね GUMI:…これは幼馴染(おさななじみ)の冴(さ)えない子羊(こひつじ)ちゃん 彼女は僕と お喋(しゃべ)り中(ちゅう)だぜ? LEN:これじゃダメだ もうヘタレなんて呼(よ)ばせない! 会長(かいちょう)!この手紙、読んでください! あーーーーっ LEN:「その絹(きぬ)のような髪が風になびく度(たび)…」 「僕の鼓動(こどう)は高鳴(たかな)り…ホニャララ…」 GUMI:文才(ぶんさい)は なかなかだな だけど 彼女は僕を選ぶ …なあ、そうだろう? RIN:あきれた二人ね 返事は…さあ、どうでしょう だけど、ひとつ思ってることはね RIN、LEN、GUMI:こんなバカみたいな日々が ずっとずっと いつまでも 続(つづ)けばいいな…