[00:15.00]その時の僕らはといえば ビルの屋上で空を眺めているばかり [00:21.00]バイトを抜け出し 汗と埃にまみれた 取り留めのない夢物語 [00:28.00]互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は 決して口には出さない約束 [00:34.95]中央線が高架橋の上で おもちゃみたいに カタカタ なった [00:48.90]なぁ 結局僕らは正しかったのかな? あんなに意地になって [00:53.80]間違ってなんかいないって やれば出来るって [00:57.96]唇噛み締めて夜に這いつくばって [01:02.50]その闇の中で言葉にならない嗚咽のような叫びは [01:06.00]千川通りで轢かれていた カラスの遺体みたい 痛い 痛い [01:15.90]ふざけんな ここで終わりになんかすんな 僕等の旅を「青春」なんて 名づけて過去にすんな [01:23.95]遠ざかる足音に取り残された 悔し涙は絶対忘れないよ [01:29.90]踏みつけられたフライヤー拾い集める 代々木公園も気付けば春だった [01:36.90]苦笑いの僕等 舞い落ちる [01:39.95]桜 [01:55.10]日当たりが悪くなるから 窓の外にある大きな木が嫌いだった [02:01.50]春になって 花をつけるまで 僕はその木が 嫌いだったんだ [02:08.05]今になってはどうでもいい話だけれど なんかちょっとだけ後悔してるんだ [02:15.30]ほんとにどうでもいい話だったかな ごめんな [02:24.00] [02:29.50]駅前のロータリー 夕焼けが悲しい訳を ずっと 考えていたんだ [02:36.00]終わるのが悲しいか それとも始まるのが悲しいか 街灯がそろそろと灯りだした [02:42.95]つまりは 終わりも始まりも同じなんだ だったらこの涙に用はない さっさと 失せろ [02:51.50]胸がいてーよ いてーよ [02:57.00]一人の部屋に 春一番の迷子 二人で選んだカーテンが揺れてます [03:04.00]どうせなら 荷物と一緒に この虚しさも運び出してくれりゃ良かったのに [03:11.00]何もなかったように僕は努める 最後に君が干してった洗濯物 [03:17.95]なんでもなく 張り付いた [03:20.95]桜 [03:48.50] [04:13.95]過ぎ去った人と 新しく出会う人 終わりと始まりで物語りは進む [04:21.00]だとしたら それに伴った悲しみさえ 生きていく上でのルールだから [04:27.95]投げ捨ててきた涙拾い集めて 今年も気付けば春だった [04:34.00]僕は 歌う 歌う 歌う [04:38.00]さくら さくら 今でも さくら さく 消えない [04:45.00]さくら さくら 僕等の さくら さく [04:52.00]さくら さくら 今でも さくら さく 消えない [04:59.00]さくら さくら 僕等の さくら さく [05:06.50]