小さな屋根の下 気まぐれな雨 二人きり 広がる波紋 見つめている 「止んだらすぐ行かなくちゃ」 と言う君の 目も見れず 「行かないでよ」 その言葉を言えずただ 堪えた涙 ふと覗き込んだ 水鏡 不安げな顔に気づく 揺らいでる 心は水面にぽたり落ちて 「元気でね」なんて言つてみる 君はすぐ頷くけど 気づいてよ 嘘だと 空は流れ雨はすぐに上がるだろう 少しずつ 弱まる雨音ずつと 止まないで 君が雨と遠く彼方 離れていく前に 嘘の無い言葉を ふと覗き込んだ 水鏡 遠くを見るその横顔 震えてる 心は水面にぽたり落ちた こんなに近くに 居る筈の 君にまだ素直な思い 言えなくて 時間が過ぎる 空は流れ雨はすぐに上がるだろう 少しずつ 弱まる雨音ずつと 止まないで 君が雨と遠く彼方 離れていく前に 嘘の無い言葉を 空は流れやがて雨が止んで君は 立ち上がる 最後のわがまま「お願い行かないで」 止んだ筈の雨が君の頬を伝う いつか会えますように 雲に願う