目と目交わす 映り込んだ 季節の色 揺れる瞳 浮かび上がる 想い重ねて 流れ落ちる涙の後 (いつも) 忘れたくないと誓った 肌に沈む記憶の束 ほどけなくなるまで 繋いだ腕は いつしか消えて 手を伸ばしてみるけれど 瞼を開き 心を抱き 高く遠く火を掲げて 動き出した 時計の針 過去を残して いつか聞いた明日の長さ 永遠と一日を 祈る神殿もないけど 止まる時間の中 青く染まる記憶の世界 しがらみだらけでも 前に進みたい 眼差し感じて 無邪気なままで 子供みたいに背を伸ばす 呼吸は続き 言葉を抱え ただ一つの命のため 微笑む君の目は なにか寂しそうで 俯く僕の手に 透明な花が咲く